前略

  北斗電子株式会社はこの度、官需にお答えして「映像分割切替機」を開発し、その第一号機を納入致しました。「映像分割切替機」は8台のコンピュータ映像を入力、その内任意の4台を1台の表示機に、画面を4分割して表示し、注視したい映像はボタン一つで全画面表示もできるというものです。弊社ではお客様のご要望にお応えして、NDS(防衛省規格)に準拠する大変厳しい耐環境試験 を実施し、その全てに合格いたしまして、今回の納入に至りました。

  本製品の開発にあたって弊社では以下の保有技術を活用いたしました。

  1. DC~1GHzの超広帯域アナログ画像処理技術
  2. 最高クロック1.4GHzのデジタル信号処理回路技術
  3. 96%と高効率のインバータ電力回路技術
  4. 防水密閉しながら高温に耐える熱設計と、広帯域ながら低雑音なノイズ関連技術

  また本開発に伴って、デジタル映像処理技術 をさらに進化させました。

  北斗電子株式会社は「映像マトリックススイッチャ」を1986年、世界に先駆けて開発、現在自社の新製品「画面分割機能付きマトリックススイッチャ」を開発中です。これは、例えば4台しかない表示機に7台までのコンピュータの映像を映すことを可能にするもので、「映像分割切替機」はこのカスタマイズ開発と位置付けております。

  弊社ではこの開発成果を民生製品に移転し、今後上記をはじめとするさまざまな製品に活用してまいります。


  今後ともどうぞよろしくご支援ご鞭達の程、お願い申し上げます。

早々



 
1.振動試験、落下衝撃試験、高温低温試験、温度サイクル試験、防水試験、電圧サージ試験を含みます。
2.EDID(Extended Display Identification Data)をMatrix Switcherに取込む際の新たなシステム制御技術などを開発しました。これは特許申請を予定しています。

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